プロジェクトストーリー02モバイル端末品質評価プロジェクト編

プロダクトソリューション統括部
係長
2008年第二新卒入社

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プロダクトソリューション統括部
2008年新卒入社

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プロダクトソリューション統括部
主任
2009年新卒入社

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モバイル端末の品質を維持するための重要なプロジェクト

私たちの暮らしに欠かせないものとなった携帯電話。スマートフォンなど新しい機種が次々と開発される中、システナは商品企画の最上流工程から端末出荷直前の最下流工程までの一連の工程を手掛けることができる数少ないソフトウェアベンダーである。ここではそのモバイル端末開発の最終工程、言わば「最後の砦」である、品質検証・評価業務プロジェクトを紹介する。
業務では、モバイル端末に搭載されている機能や操作性などについて不具合がないかを確認するための試験項目を作成し、それに沿って様々な検証を行っていく。発売に合わせ、短期間で評価を終える必要があるため、スピードと正確性が求められる仕事だ。業務は、メンバーを少人数のチームに分け、チームごとに項目を分担し、計画的に遂行される。システナが得意とする業務の1つで、長年メーカーや通信キャリアから信頼をいただいている重要なプロジェクトである。しかし、スマートフォンへの転換を始めとするモバイル業界の変化に伴い、プロジェクト自体にも新たな挑戦が求められていた。

プロジェクトの責任者を任されています。

私はプロジェクト責任者として、プロジェクトの進行管理、メンバーの調整、お客様との交渉をメインに行っています。責任者を任されたときは、ハイレベルな仕事が必要なお客様と聞いていたので、自分でやりきれるのか、正直不安はありました。

プロジェクトの初期段階から参加していました。

私がプロジェクトに参加したのは、まだガラパゴス携帯の評価を行っている頃でした。当初は1メンバーとして試験の実施を担当していましたが、プロジェクトが進行するにつれ、ときにはサブリーダーとして、試験項目の作成や作業の割り振りも任されるようになっていきました。

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中国でのオフショアに挑戦

熾烈な競争の中にある、モバイル業界においては海外メーカーなどの参入が相次いでいる。その中で勝ち残っていくためには、いかに少ないコストで高品質なものを作り出すかが課題であった。そこで、海外へ一部業務を発注する「オフショア」や、地方のリソースを活用する「ニアショア」などを行う必要に迫られていた。そこで、2011年8月、評価業務としては初の中国でのオフショアにチャレンジすることを決断したのである。

しかし、課題は山積みだった。中国とは電話会議やメールでのやりとりが主であり、伝えたいことがうまく伝わらず作業の遅れが発生してしまうことがあった。そこで、中国でやりきれない部分は日本側でフォローをすることで、なんとか納期を守っていた。お客様からも「さすがシステナ」の言葉をいただくことができたが、最終的には日本の方が品質とコストのバランスにおいて勝っていると判断され、作業拠点は日本に戻ることになる。ところが、さらなるコストダウンの要求がでる。そのため2012年7月からは、お客様の事業所に近い広島に拠点を設けて業務を開始した。現在は、横浜事業所と広島チームが連携して業務にあたる。横浜では顧客対応や試験方法の検討、試験項目の作成をメインに行い、実際の試験は横浜と広島で分担して実施する形で、プロジェクトは順調に進んでいる。

海外とのコミュニケーションの難しさを実感しました。

オフショアはモバイル評価プロジェクトでは初の試み。会社としても大きなチャレンジになりました。海外とのコミュニケーションの難しさを実感しましたが、日本のメンバーの協力で、なんとかやりきることができました。現在は、横浜と広島という2拠点で作業を実施しているので、情報連携が非常に重要です。

早めにアラームをあげることを心がけました。

中国と連携していた時期の案件は、納期がギリギリのものが多く、フォローがとても大変でした。そこで、対応が難しいものは早めに上司にアラームをあげることを心がけていました。どこまでなら対応できるかを明確にすることで、上司がお客様と交渉できるようになるからです。

広島でのニアショアからプロジェクトに参加しました。

私は、広島に常駐し、センター機能を果たす横浜事業所と連携しながら、広島のメンバーに業務を割り振ったり、実際の試験も行ったりしています。まだ参加して間もないので、不明点があることも多く、それらを解消するために密に横浜と連絡を取るように心がけています。

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プロジェクトが無くなりそうになったことも…

試験品質の高さから、メーカーや通信キャリアから信頼をいただき、長年続いている本プロジェクト。3人に、プロジェクトの中での、印象深いエピソードや苦労した点などを聞いた。

プロジェクトの存続危機を乗り越えました。

オフショアで行っていた評価業務の終了を以て、一旦プロジェクトが終了という時に、お客様が広島からシステナの横浜事業所まで来社され、業務の継続を依頼されました。これにより、ニアショアを含めた社内体制を整え、現在に至っています。お客様から「ぜひまたお願いしたい」との言葉をもらえたときは、うれしかったですね。業務品質と、何が何でもやりきるという姿勢が評価されたのだと思います。

中国側よりも質の高い試験ができました。

ユーザーとして端末を自由に使ってみて操作感などを評価する、フリー試験というものがあります。オフショアを行っていた時期、このフリー試験を、日本と中国で同時に行っていました。私もこの試験を担当していたのですが、この時は競争意識が働き、中国の技術者には負けたくないという気持ちになりましたね。結果、中国側よりも質の高い試験ができ、拠点を国内に移すきっかけにもなりました。

中国側よりも質の高い試験ができました。

途中からプロジェクトに加わったこともあり、当初はわからないことだらけ。しかし、実際の試験を行うためには、試験の意味や方法を確実に把握しておく必要があります。そこで、なぜその試験が必要なのかといったことから、試験に使用する機器の使い方まで、とにかく事細かに横浜の担当者に確認を行い、不明点の解消に努めました。また、広島のメンバーは、途中参加のため横浜のメンバーに負い目を感じて一歩引いてしまうようなところがあると感じ、広島のメンバーに積極的に横浜と情報連携するように促したり、自ら橋渡しの役目を進んで行ったりしました。

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プロジェクトを通してそれぞれが成長

立場は異なるものの、それぞれがこのプロジェクトを通じて、エンジニアとしても、社会人としても、成長を実感している。

メンバー全員が成長し、プロジェクトの底上げにつながりました。

ちょうど私がこのプロジェクトの責任者になったときがプロジェクトチームの再編期であり、新しくチームを作っていく中で、あえて若いメンバーをチームリーダーに抜擢し、若手の育成を心がけました。結果、今ではメンバー全員がワンランク上の仕事ができようになり、メンバーの成長を実感すると共に、プロジェクト全体の底上げにもつながりました。 また、「お客様が求めていることは何か」ということを常にメンバーと共有し、アウトプットが常にお客様寄りになるように、話し合ったり、考えたりすることで、お客様との信頼関係を築くことができたことも大きな成果であったと思います。

知識量も増え、コミュニケーション力もアップしました。

このプロジェクトは、ガラパゴス携帯からスマートフォンへの転換期で戸惑うこともありましたが、終盤はいろいろなアプリを触らせてもらえるようになり、知識量が増えていきました。人に教えることも、質問されることも自然と多くなりましたね。
また、オフショア時代は中国とのコミュニケーションで苦労したこともあり、個々のスキルが高くても、情報が共有されていないと、全体としていい仕事はできないと痛感。周囲とのコミュニケーションに、一層気を配るようになりました。メンバーが困っていたり、言いたいことがあっても自分から言いだせないでいたりすると気がついたら、積極的に話しかけるようにしています。

コミュニケーションの大切さを実感しました。

広島という離れた拠点で仕事をする上で、コミュニケーションの大切さを実感させられました。横浜と広島では持っている情報も違うので、一度聞いただけでは誤解する恐れがあります。そのため、誤解のないよう納得がいくまで確認することと、自分が言いたいことをわかりやすくまとめ、誤解のないよう伝えることを心がけるようになりました。
また、テスターとして決められた試験を進めるだけでなく、横浜のメンバーとうまく連携して、システナもお客様もプラスになるように、先を読んで動かないといけないため、難しいと感じることもあります。しかし、試験を行うだけでは得られないスキルが身につけられたと思います。

「モバイル端末品質評価プロジェクト」のメンバーたちは、スマートフォンの品質を高めるとともに、より一層利用者が迷わず快適に操作できるよう、あらゆる角度から緻密な試験をしています。もしかしたら、あなたが使っているそのスマートフォンも、システナが開発に携わったスマートフォンかもしれません。

「携帯電話品質評価プロジェクト」を含む、モバイル端末、組込系のクオリティデザイン事業では、製品を扱うユーザー一人ひとりの利用シーンを思い浮かべながら製品の開発をしています。使いやすいサービスや機能を意識した仕様・設計業務、技術やノウハウの蓄積によって生産性を高めたプログラミング開発、通信品質・製品品質を意識した品質管理の全ての業務に携わっています。 全ては便利で快適な世の中の実現のため、利用していただく皆様のために。そして人と人を笑顔で結ぶために日々、新たなもの創りに全力で取り組んでいます。

モバイル端末/航空機システム/カーエレクトロニクス/デジタル家電/火力発電制御システム
  • モバイル端末
    スマートフォンを代表とするモバイル端末に元々組み込まれているアプリケーション等の設計・開発および評価を行っています。
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    旅客機の客室サービスを提供するシステムの開発をしています。
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  • 火力発電制御システム
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